平成24年12月3日天皇・皇后(現上皇・上皇后)両陛下に当院へ行幸啓(ご来院)賜りました。
右は「後奈良天皇」様の般若心経ご宸翰です。「後奈良天皇」は第105代
の天皇様ですが、1526年即位されましたが、即位礼を挙げられるまで10年を要されました。それは皇室の財政の逼迫と、疫病が流行し、洪水や飢饉も度重なったためでした。後奈良天皇はたいへん慈悲深く、また学問にも熱心で古典にも親しまれたといわれています。また後奈良天皇様は常に民衆の平安と安寧を祈られ、疫病流行の際には般若心経を諸国の寺社に納められた。当院の般若心経は「安房国」とありますので、現在の千葉県の社寺に納めるため書かれたものです。良尚法親王の実家八条宮(桂宮)家の所領が知波(千葉)にあった関係により当院当院に伝来したと思われます。行幸啓いただいた天皇陛下はこの般若心経をご覧になり、ご苦労された後奈良天皇を偲ばれておられました。
直後にご入洛された皇太子殿下(天皇陛下)も希望されご覧になっておられます。 |
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これは何でしょう?
正解は枕です。親王様が関東へ下る際、旅先でも茶道・香道を楽しむためのものです。どんな環境でも心静かに。智慧は静かな心から生ま
れる。「平常心是れ道」
天皇・皇后両陛ご退位ご即位記念
特別公開
重要文化財 後奈良院般若心経御宸翰
特別公開
廿一帝並摂政関白大臣真影
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